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クローン病と診断されてからのメモ
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 秋田大学が
秋田大学大学院医学系研究科の高須賀俊輔助教、堀江泰夫講師らは、マウスをモデル動物として用い、炎症性腸疾患が発症する新たな機構を解明しました。この発見は、脂質代謝異常による炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎等)の発症に関わることが予想され、その治療への応用も期待されます
発表しました。

 リリースに寄ると
細胞膜を構成するリン脂質の一つであるPI(3,5)P2 はリン酸化酵素PIPKⅢによって生成されま
す。この酵素を欠損するマウスを作製すると、PI(3,5)P2 が欠乏し、腸上皮細胞のリソソームが
膨潤し、激しい炎症性腸疾患がおこりました。さらに、腸上皮細胞と同様に、胎児への栄養供給
に重要な臓側内胚葉(visceral endoderm)細胞でPIPKⅢを欠損させると、着床直後の栄養不足
により胎児が死亡することも明らかになりました。すなわち、PIPKⅢによるPI(3,5)P2 の生成は、
成体、胎児において、外部から細胞内への栄養吸収に必須の役割を担っており、その破綻が炎症
性腸疾患の発症につながるという新しい知見です。本酵素を欠損するマウスは、激しい線維化を
伴う貴重な炎症性腸疾患モデル動物であり、クローン病や潰瘍性大腸炎の新たな治療法開発への
応用が期待されます。
 と言う事だそうです。
 素人目には、繊維化してしまった腸管は、この酵素を追加しても元に戻らない様な気もするので、単純にこの酵素を摂取すれば直ると言う物では無さそうですが、発症過程から何か治療法の発見に繋がればと思います。(外科手術で繊維化した部分を取り除いて、その後はこの酵素の量をモニターし欠乏している場合は補充すれば再発を防げるというのであれば、そういうのも有りなのかもしれません。今は再発率が高いので外科手術はなるべく避ける方向ですので。)

 リリースの中にある
2013 年1 月15 日(米国時間)に『米国科学アカデミー紀要』(Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)のオンライン速報版で公開されています。
 とある記事はこれのようです。
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